高校卒業後、自分は物流倉庫で働き始め、その後も造園や介護など、体を使う仕事をいくつか経験してきました。
実際にやってみたからこそ言えるのは、若いうちから肉体労働をメインにする働き方は、あまりおすすめしないということです。
もちろん、肉体労働そのものを全否定したいわけではありません。
向いている人もいますし、現場でしか得られない経験もあります。
ただ、自分が実際にやってみて感じたのは、若いうちの貴重な時間を長くそこに使うメリットはあまり大きくないということでした。
この記事では、自分が肉体労働をおすすめしない理由を、実体験ベースで書いていきます。
先に結論
結論から言うと、肉体労働をおすすめしない一番の理由は、年齢を重ねた時にきつくなりやすいのに、若いうちに積み上がるものが少ない仕事も多いからです。
若いうちは体力で何とかできても、それがずっと続くとは限りません。
しかも、仕事によっては将来につながるスキルや経験が積み上がりにくいこともあります。
体力がある若いうちほど、「今できるから大丈夫」で選ぶのではなく、その先まで考えた方がいいと思います。
1. 体力で押す仕事は、若いうちはできても長くはきつい
肉体労働は、若いうちは何とかなることが多いです。
自分も最初は、多少きつくても若いから大丈夫だろうと思っていました。
でも実際にやってみると、毎日体を使う仕事を続けるのは思っている以上に消耗します。
その日の仕事が終われば終わりではなく、次の日もまた同じように体を使います。
特に造園の仕事では、刈り取った草をかき集めて軽トラに積む作業がかなりきつかったです。
見た目ほど軽い仕事ではなく、普通に体力を使いました。
若いうちは耐えられても、それを何年も続ける前提で考えると、かなりしんどい働き方だと思います。
2. 天候や環境に仕事のきつさが左右されすぎる
これは外仕事で特に強く感じました。
造園の仕事では、暑い日は暑いし、寒い日は寒いです。
雨や風、日差しの強さもそのまま仕事のしんどさにつながります。
さらに、虫が出ることも普通にあります。
実際、自分はムカデが這ってきたこともありましたし、ハチが出てくることもありました。
こういう環境のきつさは、仕事内容そのものとは別のストレスになります。
屋内で働く仕事と比べると、働く環境が安定していない分、余計に消耗しやすいと感じました。
3. 朝が早く、帰りも遅くなりやすい
肉体労働の仕事は、朝が早いことが多いです。
造園の仕事もそうでしたし、現場仕事全体にそういう傾向はあると思います。
しかも、作業が終わったらすぐ帰れるわけではなく、片付けや準備などもあるので、帰りが遅くなることもあります。
そうなると、一日がかなり長く感じます。
単純に仕事時間だけを見るのではなく、家を出てから帰るまでの全体で考えると、かなり負担が大きい働き方だと思いました。
4. 体を使うわりに、将来につながる実感が薄い仕事も多い
これがかなり大きいです。
肉体労働にも技術が必要な仕事はあります。
造園も、手に職がつく仕事ではあると思いました。
ただ、それでも若いうちから長く続ける仕事として考えた時に、自分の中では迷いがありました。
理由は、毎日かなり体を使っているわりに、それが将来の選択肢を大きく広げる感じがしにくかったからです。
仕事をしている間は必死でも、数年後に何が残るのかを考えると不安がありました。
若いうちは体力がある分、体で何とかできてしまいます。
でも、それに慣れすぎると、他の選択肢を考えるきっかけを失いやすいとも思います。
5. 人間関係が荒い職場もある
これは職場によりますが、現場系の仕事は全体的に空気が強めなことがあります。
自分はもともと、オラオラした感じの人間関係や、強い言い方をする空気があまり得意ではありませんでした。
そのため、肉体労働の現場でよくある雰囲気は、自分には合いませんでした。
もちろん全員がそうではないです。
でも、そういう空気がある職場に入る可能性が比較的高いのは事実だと思います。
仕事のきつさに加えて、人間関係まで強いと、かなり消耗します。
6. 若いうちは、体力以外で勝負できる方向も考えた方がいい
若いうちは体力があります。
だからこそ、つい「今できる仕事」に流れやすいです。
でも、自分は色々やってみて、若いうちほど体力だけで勝負する仕事に固定されない方がいいと思うようになりました。
体力がある時期は一番自由がきく時期でもあるので、その時に他の経験やスキルを取りに行った方が後で効いてくるはずです。
自分が肉体労働を経て感じたのは、体を動かすこと自体が悪いのではなく、それしか残らない働き方になってしまうのがきついということでした。
肉体労働が向いている人もいる
ここは誤解がないように書いておきたいです。
肉体労働が全部悪いわけではありません。
外で働くのが好きな人、体を動かすのが好きな人、現場の雰囲気が合う人には向いていると思います。
実際、造園の仕事にも、お日様の下で働く気持ちよさや、漢を感じるようなかっこよさはありました。
手に職がつく魅力もあると思います。
ただ、自分としては、若いうちにあえて強くおすすめする仕事かと言われると、答えは違います。
まとめ
自分が若いうちに肉体労働をおすすめしない理由は、きつさが大きいわりに、将来に残るものが少ないと感じる仕事も多いからです。
若いうちは体力で何とかできます。
でも、暑さ寒さ、虫、朝の早さ、帰りの遅さ、力仕事、人間関係のきつさなど、実際にやってみると消耗する要素はかなり多いです。
造園の仕事には、お日様の下で働く気持ちよさや、手に職がつく魅力、漢を感じるようなかっこよさもありました。
それでも、自分にとっては長く続けたい働き方ではありませんでした。
若いうちに仕事を選ぶなら、「今できるか」だけでなく、この先に何が残るかまで考えて選んだ方がいいと思います。