Uncategorized work

20代男性が介護職で働いて感じたこと|向いている人・始め方

介護職は女性が多いイメージが強く、男性が働くのはどうなのか気になる人も多いと思います。
実際、自分も介護職に就く前は「男性でもやりやすいのか」「未経験でも大丈夫なのか」と不安がありました。
この記事では、20代男性の自分が介護職で働いて感じたメリット・デメリットに加えて、未経験からどうやって働き始めるのか、初任者研修は必要なのかについても書いていきます。

先に結論

結論から言うと、介護職は男性でも働ける仕事です。
むしろ職場によっては、男性の体力や夜勤対応が重宝される場面もあります。

ただし、誰にでもおすすめできる仕事かと言うとそうではありません。
屋内で働けることや、ガテン系の荒い人間関係が少ないことは大きなメリットですが、女社会特有の空気感、将来性への不安、排泄介助など、きつい部分もはっきりあります。

特に若い男性が長く続ける仕事として考えると、合う人と合わない人がかなり分かれる仕事だと感じました。

私が介護職に就いた経緯

自分は20代男性で、介護職に就く前は倉庫や造園の仕事をしていました。
ただ、オラオラしてすぐに威圧してくるガテン系の人間関係や、暑さ寒さ、雨など天候に左右される働き方が自分には合いませんでした。

特に屋外仕事は、夏は暑く冬は寒いのがそのまま仕事のきつさに直結します。
体力的にも消耗しますし、毎日のことになると精神的にも地味にしんどいです。

そこで転職エージェントを使って仕事を探し、紹介されたのが介護職でした。
最初は強い憧れがあったわけではありませんが、屋内で働けることや、今までとは違う職場環境に魅力を感じて働き始めました。

男性が介護職で働くメリット

  • 怒鳴り散らすような職場が少ない
  • 屋内で働ける
  • 力仕事はそこまで苦ではない
  • 利用者さんに可愛がられやすい
  • 夜勤は職場によってかなり楽なこともある

男性が介護職で働くデメリット

  • 女性社会特有の空気を読む力が必要
  • 若い男性が長く続ける仕事としては迷いが出やすい
  • 将来性に不安を感じやすい
  • 男性介護士の中には癖の強い人が多いと感じた
  • 排泄介助など汚物を扱う仕事はきつい

一つづつ解説していきます。

1. 怒鳴り散らすような空気や暴力的なノリが少ない

自分にとって、これはかなり大きなメリットでした。

以前の仕事では、いわゆるガテン系の荒いノリや、強い言い方、中には暴力をふるったりする人がいる環境もありました。
もちろん介護職にも人間関係の問題はありますが、自分が経験した範囲では、怒鳴り散らしたりしたりするような暴力的な空気はかなり少なかったです。

女性が多い職場だから全部やさしい、というわけではありません。もちろん高圧的な人やお局のような方もいます。
ただ、少なくとも前職で感じていたような露骨な怖さは減ったので、その点ではかなり働きやすく感じました。

2. 屋内作業なので空調の効いた環境で働ける

これは本当に大きいです。

外仕事だと、夏の暑さや冬の寒さ、雨の日のしんどさがそのまま負担になります。
造園のような仕事は特にそうでした。

その点、介護職は基本的に屋内勤務です。
空調の効いた環境で働けるので、天候に左右されにくいのはかなりのメリットだと思います。

外仕事がしんどいと感じていた自分にとっては、かなりありがたかったです。

3. 力仕事といっても、男性ならそこまで苦ではない場面も多い

介護職は体力仕事のイメージが強いと思います。
実際、移乗介助など体を使う場面はあります。

ただ、自分の感覚で言えば、男性ならそこまで極端にきついと感じない場面も多かったです。
もちろん利用者さんの体格や職場環境によって変わりますが、若い男性で普通に体を動かせる人なら、必要以上に怖がる仕事ではないと思います。

むしろ男性がいることで助かる場面もあります。

4. 若い男性だと利用者さんに可愛がられることがある

これも実際に感じたことです。

特におばあちゃんの利用者さんから、若い男性というだけで可愛がってもらえることがあります。
顔を覚えてもらいやすかったり、話しかけてもらいやすかったりするので、利用者さんとの関係づくりの面ではやりやすい部分もありました。

もちろん全員ではないですが、職場に入りやすくなる要素のひとつではあると思います。

5. 夜勤は職場によってかなり楽なこともある

これはかなり職場差があると思いますが、正直に書くと、夜勤がかなり楽なところもあります。

たとえば仮眠が取れたり、やることを終えた後は何もしなくていい時間がある職場もあります。
もちろんコール対応が多かったり、急変対応があるような職場では全然違うと思いますが、場所によっては日勤より楽だと感じる人がいるのもわかります。

夜勤に入れる男性は重宝されやすい面もあります。

男性が介護職で働くデメリット

1. 女社会特有の空気を読む力がないとかなりやりづらい

これは介護職のしんどさとしてかなり大きいと思います。

怒鳴られたり露骨に威圧されたりする怖さは少なくても、言い方、距離感、ちょっとした気の使い方など、空気を読む力が求められる場面は多いです。

このあたりが苦手だと、かなり嫌われやすいし、仕事もしづらくなります。
表立って何か言われるわけではなくても、空気でやりづらさを感じることはあります。

ガテン系の人間関係が嫌で介護に来ても、今度は別の意味で人間関係の難しさがある、という感じです。

2. 若い男性が長く続ける仕事としては迷いが出やすい

これはかなり個人的な感想ですが、自分はここに強く引っかかりました。

介護職は未経験でも始めやすい反面、若いうちから長く続けるメリットが見えにくいと感じました。
理由は、仕事の中に家事の延長のような要素も多く、若いうちから専門性を積み上げている感覚を持ちにくいからです。

実際、職場には60代の主婦の方なども多くいます。
もちろんその人たちが悪いという話ではありません。
ただ、若い男性がキャリアを積む仕事として見たときに、「この仕事を若いうちからやる意味は何か」と悩みやすいのは事実だと思います。

3. 情けなく感じる時がある

これも本音です。

介護職は社会に必要な仕事ですし、人の役に立つ仕事でもあります。
そこは間違いありません。

ただ一方で、自分の中では「このままでいいのか」と情けなく感じる時もありました。
私の職場では5,60代の主婦の方が多く、その中で数少ない若者でしかも男性となればやはり浮きます。周りが年金や身体が痛いなどの高齢の悩みなどを話ている時にふと、俺はこんなところでなにをやっているんだろうか?と自問自答してしまうことがありました。

介護職そのものを否定したいわけではありません。
でも、若いうちの仕事として考えると、迷いが出やすいのは正直なところです。

4. 男性で若くから介護職一筋の人には癖の強い人もいると感じた

これはあくまで自分の感想であって、全員に当てはまる話ではありません。
ちゃんとしている人ももちろんいます。

そのうえで、自分が見てきた範囲では、男性で若い頃から介護職しかやってこなかった人の中に、少し癖が強い人や偏った考え方をしている人がいると感じることがありました。
協調性が極度に欠落している方やこじらせているような人まで。

介護業界に長くいること自体が悪いわけではないです。
ただ、外の仕事や他業界をあまり知らないまま、その職場の常識だけで固まっているように見える人がいたのも事実です。

このあたりも、職場による差はかなり大きいと思います。

5. 汚物を扱う仕事なので、苦手な人には普通にきつい

これはきれいごと抜きで書いておいた方がいい部分です。

介護職では、排泄介助など汚物を扱う場面があります。
ここを避けて通るのは難しいです。

慣れる人もいますが、どうしても無理な人は無理だと思います。
屋内で働けることや人間関係の面だけを見て介護職に入ると、この部分でかなりきつさを感じる可能性があります。

介護職を考えている人は、ここは最初から現実として知っておいた方がいいです。

男性が介護職を始める流れ

これから介護職を考える男性向けに、働き始めるまでの流れを簡単にまとめます。

1. まずは求人を見る

最初は、介護の求人がどんな条件で出ているのかを見るところからでいいと思います。
この時に大事なのは、「未経験歓迎」と書かれているかどうかです。

あとは、夜勤があるのか、資格取得支援があるのかも見ておいた方がいいです。

2. 施設の種類をざっくり知る

介護職といっても、施設の種類によって仕事内容はかなり違います。

たとえば、
**特養(特別養護老人ホーム)**は要介護度が高い人が多い施設、
有料老人ホームは民間の入居施設、
デイサービスは日中だけ通う施設、
というように働き方が違います。

細かく覚える必要はありませんが、入居型なのか通所型なのかくらいは知っておくと、求人を見る時にイメージしやすくなります。

3. 転職サイトや転職エージェントを使う

自分は転職エージェント経由で介護職に入りました。
一人で求人を探すのが不安な人は、こういうサービスを使うのもありです。

担当者の当たり外れはあると思いますが、未経験でも応募しやすい職場を紹介してもらえることがあります。

4. 先に資格を取るか、無資格で応募するか決める

介護職は、資格がなくても応募できる職場があります。
なので、とにかく早く働きたいなら、無資格で応募して入る方法もあります。

一方で、不安が強い人や最低限の知識をつけてから入りたい人は、先に初任者研修を取るのもありです。

5. できれば見学してから決める

これはかなり大事です。

介護職は、仕事内容だけでなく職場の雰囲気の差がかなり大きいです。
人間関係、利用者さんへの接し方、現場の空気感は、実際に見ないとわからないことが多いです。

見学できる職場なら、できるだけ見てから決めた方が失敗しにくいと思います。

初任者研修は取った方がいいのか

介護職を始める時に気になるのが、初任者研修を取るべきかどうかだと思います。

初任者研修は、介護の基本知識や基本的な介助方法を学ぶ入門資格です。
昔のホームヘルパー2級に近い位置の資格と言えばわかりやすいかもしれません。

結論としては、取れるなら取った方がいいと思います。

理由は単純で、何も知らない状態で現場に入るよりも、最低限の知識がある状態で入る方が安心だからです。
また、求人に応募する時も、資格がある方が印象は悪くありません。

ただし、資格がないと介護職になれないわけではありません。
無資格・未経験で入って、働きながら覚える人もいます。

初任者研修を取ってから働くか、先に就職するか

これは人によります。

すぐに働いて収入を得たいなら、未経験歓迎の求人に応募して、現場で覚えていく方法でもいいと思います。
一方で、不安が強い人や、最低限の知識を持ってから現場に入りたい人は、先に初任者研修を取った方が安心です。

また、職場によっては資格取得支援制度があるところもあります。
これは、働きながら資格を取る時に費用の補助が出たり、受講しやすくしてくれる制度のことです。

お金をできるだけかけたくない人は、こういう制度がある職場を探すのも現実的だと思います。

男性で介護職が向いている人

自分の経験から言うと、介護職が向いているのはこういう人です。

  • 外仕事ではなく屋内で働きたい人
  • ガテン系の荒い人間関係が苦手な人
  • 体を動かす仕事が嫌いではない人
  • 年配の人と関わるのがそこまで苦ではない人
  • 夜勤を含めた働き方ができる人

逆に向いていない人

逆に、こういう人にはあまり向いていないと思います。

  • 女社会特有の空気を読むのが極端に苦手な人
  • 汚物処理に強い抵抗がある人
  • 若いうちから専門スキルや市場価値を上げたい人
  • 将来性やキャリアの広がりをかなり重視する人
  • 人間関係のストレスに弱い人

最後に

男性が介護職で働くことには、実際メリットもあります。
屋内で働けること、ガテン系の荒い人間関係が少ないこと、体力面で活かせる場面があることは、自分にとってはかなり大きかったです。

その一方で、女社会特有の空気、人間関係の難しさ、将来性への不安、排泄介助など、きつい部分もはっきりあります。
特に若い男性が長く続ける仕事として考えると、迷いが出やすい仕事だとも感じました。

介護職は未経験からでも始めやすい仕事ではあります。
ただ、始めやすいからこそ、何となく入るのではなく、自分に合うかどうかを考えて選んだ方がいいと思います。

初任者研修を先に取るか、無資格でまず働き始めるかも含めて、自分に合った入り方を選ぶのが大事です。

なお、この記事はあくまで自分が実際に働いて感じたことをもとに書いています。
介護職は施設の種類や職場の雰囲気によってかなり差があるので、その点は前提として読んでもらえればと思います。



-Uncategorized, work